晴天の元、県立久留米総合スポーツセンター陸上競技場にて第43回九州学生陸上競技選手権大会が行われた。男子最優秀選手賞には男子やり投を九州学生新記録で制した河野 充志選手(九州共立大)、女子最優秀選手賞には太田 亜矢選手(福岡大)が選ばれた。
今大会では河野選手が九州学生新記録を樹立した男子やり投をはじめ、4つの大会新記録が誕生した。
(男子砲丸投)
北尾 友靖 (福岡大学) 16m23
九州IC最優秀選手賞を獲得した北尾選手(福岡大)が秋も力を見せつけた。
2位の山田選手(九州共立大)も従来の大会記録を上回る16m05をマークした中九州ICでの自身の記録15m74を大きく上回り、大会新記録を達成した。
最終試技での記録更新だった。1投目の試技から徐々に記録を伸ばしてきたが最終投擲前は山田選手に次ぐ2位だった。逆転での大記録達成に会場は湧いた。
北尾選手は2年生。今後の大会でも好記録を期待したい。
(男子やり投)
河野 充志 (九州共立大学) 75m83
前九州学生記録保持者の松谷選手(九州共立大)を倒したのは同じく九州共立大学の一年生だった。
九州学生新記録・大会新記録で優勝したのは河野選手(九州共立大)。圧巻のパフォーマンスだった。全体2位で迎えた最終試技、河野選手の投じたやりは松谷選手の記録73m42、九州学生記録の74m39を超え、九州学生記録を塗り替えた。
2位の松谷選手とともに大会記録も更新し、大会記録保持者となった。
最優秀選手賞を獲得した河野選手には今後の大会でも好記録を期待したい。
(女子砲丸投)
太田 亜矢 (福岡大学) 15m59
日本選手権覇者の圧倒的な大会記録更新だった。
6月の日本選手権で優勝し、9月の日本インカレでも九州学生新記録を樹立して制した太田選手(福岡大)が大会新記録で優勝した。従来の大会記録は昨年に太田選手本人が記録した14m29だった。今回は自身の大会記録を1m以上更新してきた。
九州、そして日本の学生界を引っ張る太田選手の今後の活躍に期待したい。
(女子やり投)
當間 汐織 (九州共立大学) 52m86
九州学生記録保持者による圧倒的な大会新記録だった。
一投目の試技でいきなり52m86を投げたのは九州学生記録保持者の當間選手(九州共立大)だった。今シーズン九州学生記録を更新していた當間選手は資格記録トップでのエントリーだった。前大会記録保持者の元木選手(福岡大)も出場している中だったが、負けるわけにはいかない戦いだった。
當間選手は2年生。今後の大会でも好記録を期待したい。
木村 友大 (九州共立大学) 71m46
今大会から始まったジュニア規格のハンマー投において衝撃の記録が誕生した。
木村選手(九州共立大)の投じたハンマーは美しい軌道を描いて日本ジュニア記録を塗り替えた。
まずは3投目だ。記録は70m56、日本ジュニア初の70m台だ。
木村選手はそれでは終わらない。5投目は更なる記録が誕生した。従来の日本ジュニア記録である68m99を2m以上上回る71m46の大記録だ。
まだ1年生の木村選手には今後、九州学生記録の更新に期待がかかる。
1、2年生の活躍が目立った今大会。トラックでの大きい大会は終わり、12月には九州学生駅伝・九州学生女子駅伝が控えている。選手たちの今後の活躍に期待だ!!
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